mamekiblog

日々のことや、読んだ本のことなど日常のことを書きます

20年前のヴィレッジヴァンガードを思い出させてくれた本

 こんばんは。メンタル豆腐のお姫様、豆姫です。
読んだ本のことを書く予定と言いながら、なかなか本のことを言わないのは、豆姫に一冊の本を読み終える集中力があんましないからです!
まだまだ読んでる途中なのに、次の本が気になって読み始めてしまうのです。
 なので途中までしか読んでなくても、読書感想と言えないレベルでも読んでるときに感動したり、ひっかかったところがあれば書こう、と読書の旅の恥は書き捨てることにしました。

 それでですね、今読んでいる(読み切るかは不明)本が

出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫 河出文庫 0) [ 花田 菜々子 ]

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『出会い系サイトで70人と実際にあってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』
 という長い題名の本なんですが、作者さんの衝撃の実録私小説で2018年に単行本、2020年に文庫化されたようで、私は文庫本を買いました。

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 そして見事に最近まで積ん読しておいたのですが、本棚を眺めていた時に題名にパンチがあるこの本が目に留まり、題名だけで買ったけど読んでなかったな~と。

 現在まだ100ページまでも進んでないんですが、ここまでで心に残っていることを。
 
 作者さんはヴィレッジヴァンガードにはまってヴィレッジヴァンガードで働いた書店員さんなんですが、作者さんが初めてヴィレッジヴァンガードに足を踏み入れた時の描写を読んだ瞬間、ブワーっと約20年前の自分自身がヴィレッジヴァンガードのお店に初めて入った時の衝撃を思い出しました。
 ※ヴィレッジヴァンガードは書籍や雑貨を扱う、分類するなら書店みたいです。
作者さんが初めて訪れたのは下北沢のヴィレッジヴァンガードで、豆姫のは違うお店で商業施設に入ってはいたのですが、そこだけ空気が違うと言いますか、

 一言で言えば『なんだ、ここは?』です。

怪しい、怪しすぎる、しかし気になる。キョロキョロ。すごいディープだ。欲しいものは見当たらないが気になるものはいっぱいある。うん、やっぱ怪しい。
奥に入るのためらうな~。あれ?あの本って・・・ディープな本もいっぱいある。うん、おなか一杯。
 
 最初に入ったときはビビって割とはやくお店を出ました。
その次に友達と行ったときは一人じゃなかったせいか変にテンションがあがって、体に悪そうな色のジュースが入った瓶をノリで買って、部屋に置いてみたら見事に浮いて、でも怖くて飲めなくて放置したり、ちょっとしたお化け屋敷気分のおもしろい変なお店、それが私のヴィレッジヴァンガードの印象でした。
 
 それから、そのあとのヴィレッジヴァンガードのことも。

 時代の流れとともに働いている作者さんが感じた、自分の居場所だったヴィレッジヴァンガードの変化にも心当たりがありました。
 
 あるとき、近所の大型ショッピングモールにヴィレッジヴァンガードがあることに気づき、『え?こんなところにヴィレッジヴァンガードのお店が入ってるの?!』とびっくり。
 田舎住みの豆姫はなかなかヴィレッジヴァンガードに行く機会がなく、なつかしさを感じてショッピングモールのヴィレッジヴァンガードに足を踏み入れたのですが、そのときのヴィレッジヴァンガードの過ごしやすさといったら。

 あんなにギラギラしてたヴィレッジヴァンガードが、子供でも入れる(いや、前から入れたとは思いますが)怪しさやうさんくささのない優しいお店になっている違和感を感じたあのときの私に、この本はヴィレッジヴァンガードの変化を中で感じていた書店員さんの視点から、答えを教えてもらった気分になりました。

 かわいい雑貨、面白いギャグを狙った本や実用的な本、おしゃれなCD、に居心地はいいけれどこれってちょっと面白い別の雑貨やさんでは?とヴィレッジヴァンガードのにおいが薄まっているなと思ったんだな、あの時の私。
でもPOPは面白くて、商品よりもPOPを読むのを楽しんでいた気はします。
思わず突っ込みたくなるような、友達と面白いPOP探し競争してみたりとかしたな~。

 お話は、作者さんが心理的にも物理的にも追い込まれたあとで、出会い系サイト「X」で出会う初対面の人に、作者さんの頭にある「1万冊の記憶データ」の中からその人に合いそうな本を勧めていくのですが、今の時点ですでに気になる本、読んだことのある本が出てきており、機会があれば読んだり、また書きたいと思いました。
ええ、まだ今読んでいるこの本も全然進んでないんですけどね!

 

 

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